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第一志望ムリかもと思った時に読む話

こんにちは。竹田です。

この時期になると、
・模試でE判定が出たり、
・過去問の出来が悪かったり、
・やることが遅れていたり、

いろいろな要因から
「第一志望に合格するのはムリかもしれない…」
と頭をよぎることがあります。

すると、
目の前の勉強に集中できなかったり、
なだめ行動としてスマホやゲームに走ったり、
無為に時間が過ぎていくことになりがちです。

かくいう僕も、「ムリかもしれない…」と何度も思いました。

これは、自分と向き合い、受験を真剣に考えた人なら、
だれしも体験することなのではないでしょうか?

しかし、つまずいたら立ち上がり、
もう一度歩み始めれば、道は開けてきます。

これからする話は、
気持ちがつまずいたときに、弱い自分と向き合い、
立ち上がり、前に進むための
僕のリアルなお話です。

・・・・

それは、20代後半の時のことでした。

受験生が「受験マラソン」を頑張っているから、
大人の自分もマラソンを走って勇気づけよう!

そんな思いでマラソンに挑戦していました。
ハーフマラソン、フルマラソンとクリアし、
何を思ったか、100km走るウルトラマラソンに挑戦することにしました。
その距離、フルマラソン42.195kmの約2.5倍です。

生来の楽天的な気質から
「練習すれば、何とかなるでしょ!」
と高をくくっていましたが、
ある日、練習中にひざを痛めてしまいました。

「これはやばい」と思いつつ、
1か月安静にして、リハビリをして、
一つずつ課題をクリアしていきました。

「そろそろ行けそうかな?」
と練習レースに出たところ、
10km中、2kmでリタイア。
歩くのもきつい状態。

医者には、
「1か月安静にするように」
と言われてしまいました。

また1か月!
そこから復帰しても、残り3か月しかない!
ひざの故障を抱えながら、3か月で100kmに挑戦するなんて!
これは、ムリかもしれない…

さすがにその時は思いました。

けれど、そんな時に僕を支えてくれたのは、
マラソンを走る当初の「目的」です。

「受験生が「受験マラソン」を頑張っているから、
大人の自分もマラソンを走って勇気づけよう!」

この思い、目的があったからこそ、
この困難な状況でも自分を奮い立たせ、
あきらめず、最後までやり抜くことができたのです。

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他社への無形の思い(貢献や応援)を目的にすると、
自分の目標達成を押し上げてくれる効果があります。
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もちろん、あきらめなかったからと言って、
「ウルトラマラソン100km完走」
という目標は達成できないかもしれません。

3か月練習したからと言って、
体力が持つかどうかわかりませんし、
何より、ひざが持つかどうか…
これは、走ってみないとわからないのです。

けれど、できることはたくさんあります。
例えば、
・ひざに負担にならない走法
・ひざの負担を減らす筋トレ
・ひざに負担をかけずに体力をつける方法
などを調べ、取り入れることです。

また、コーチングを学んでいたので、
効果的なゴール設定の仕方も知っていました。

「完走」をゴールにすると、ひざがどうなるかわからないので、
自分ではコントロールしづらいことになります。

しかし、
「スタートラインに立つこと」を第1ゴールにすれば、
これなら自分の意志と努力でコントロールできます。

なので、「スタートラインに立つこと」を第1ゴールにして目指すことにしました。

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ちなみに、
「第一志望に合格する人が必ずやっている5つのこと」
というのがあります。

それは、

1.志望する
2.勉強する
3.出願する
4.受験する
5.合格通知を受け取る

です。

第一志望に合格できない人の中で意外と多いのは、

3.出願する

をしないことです。

スタートラインに立たなければ、レースを走ることもできません。
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話を戻します。

第1ゴールを「スタートラインに立つこと」にしたからと言って、
人間がぶれずに進むのは、そんなに簡単ではありません。

僕も、何度も弱い自分が出てきました。

自分でも驚いたのは、
大会前日に会場入りするために、
神奈川県から高知県へと向かう電車の中のことでした。

 

「練習は55kmまでしかできていないし、100kmなんて無理じゃね?」

「初めの上り坂でひざが持たないかもしれないし…」

「スタートラインに立つといっても、完走できなければ意味がないよね」
「観光だけして帰ろうかな」

 

そんな、「できない理由」「やらない理由」をたくさん考えていました。

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コーチングを学び、実践している僕ですら、
移動中の電車の中で考えるのですから、

受験に悩む高校生が、ネガティブな感情に襲われても、
それは人間として自然なことなのでしょう。
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それでも、さすがにここまで来たし、
「スタートラインに立つこと」を第1ゴールに設定していたので、

「とにかくスタートラインに立とう」
「そうすれば、走り出すことはできる」
「ひざが持つように、急な上り坂は歩こう」
「それでもだめだったら、リタイアするしかない」

と腹をくくって、スタートラインに立ちました。

そして、なんとか約12時間かけて完走することができたのです!

 

この話から学べることは、

・「目的」(他者への思い)が、目標達成を支えてくれる
・第1ゴールを「スタートラインに立つこと」に設定する
・「できない理由」ではなく「できる理由」を考え、最後までやり抜く!

の3つです。

そうすることで、第一志望合格への道が開けてくることでしょう。

この話をすると、

「それって結果論じゃないですか?完走できなかったら意味なかったですよね」

という意見を聞くことがあります。

 

もちろん、今回は結果がよかったから
「めでたし、めでたし」なのですが、

たとえ結果が「途中リタイア」だったとしても、意味や価値は十分あります。

最後までやり抜き、「自分を誇らしく思った」のは変わりありませんし、

「チャレンジする姿勢を見せられた」という目的も達成できたことでしょう。

そして、大会はこれだけではないので、
完走したければ、別のウルトラマラソンに再チャレンジすればよいのです。

 

大学受験でも同じですね。

受験は一つのゴールですが、
あなたの人生においては通過点です。

今できる、ベストを尽くして進んでいきましょう!

 

📢< アクション

  • 目的(誰かへの思い)を持とう!

    「誰かを応援したい」という気持ちは、苦しい時に自分を支える原動力になります。

  • 第1ゴールを「受験すること」に設定しよう!

    結果ではなく、行動に焦点をあてると、迷いを打ち消すことができます。

  • 「できない理由」より「できる理由」を考えよう!

    それが、未来を切り開くカギとなります。

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