竹田慶from:竹田慶

時間をかけている割に上達が遅い人っていますよね。

一口に「時間をかけている割に…」と言っても、その原因は大きく3つに分かれるようです。

・学習方法が効率・効果的でないから
・目標設定が適していないから
・時間をかけているから(=集中していないから)

今回は、3つ目についてお話しします。

時間をかけている「から」上達が遅い?!

私も経験がありますが、勉強でも仕事でも、時間があると思っていると、なかなかはかどりません。

例えば、…

はじめる前に、あれをやっておこう、これもやっておこう、そうそう、道具をそろえて、あ、消しゴム小さいな、新しいのはどこ?・・・ようやく始めたものの、ノートの表紙を飾ってみたり、落書きして見たり、教科書を読んでプリントを見返して、次にどうしようかな、と迷ってすぐに他の教科に移ってみたり。ちょっと進んですぐ休憩、ちょっと進んですぐ休憩。メールが来たり、他に気になることがあるとすぐ脱線してしまう・・・。

これでは、集中できていませんね。
しかし、当の本人は、机に向かって勉強している気分です。

他にも、…

・ノートをきれいに書くことに時間を割いている
・提出物や宿題をほとんど書き写している
・時間を計らずに取り組んでいる、・・・などなど

時間意識や、効率と効果についての意識が働いていないようです。

時間をかけている「割に」ではなく、
時間をかけている「から」上達が遅いのではないでしょうか。

時間が足りないくらいがちょうどよい

忙しい人ほど時間を効率よく使っています。

高3の12月まで陸上部で活躍していた子が、一般試験で国立大学に合格しました。国立大の入試は、科目数が多いので時間との勝負が大きいのですが、彼は少ない時間を有効活用して、やり切りました。

一方、帰宅部で時間が余っているのに、ダラダラしてやるべきことをやらない中高生もいるでしょう。あるいは、部活を引退した途端、時間がたくさんありすぎて、逆に勉強時間が減ったという子もいるでしょう。

〆切の迫った原稿は、筆が進みます。
テスト直前の勉強は、とても集中できます。

時間は必要ですが、時間がありすぎるのも考え物です。少なくとも、時間があっても、「時間があると思う」のは集中力を下げます。時間が少し足りないと思っているくらいがちょうどよいようです。お茶の水女子大の外山滋比古・名誉教授は、この状態を「タイム・ハングリー」と言っています。(『ちょっとした勉強のコツ 』(PHP文庫)より)

時間があるときも、タイム・ハングリーの状態で集中できたらいいですよね。そのために、簡単にできる方法があります。タイマーを使って、時間のプレッシャーをかけるのです。今、私の目の前にもあります。あと、4分21秒・・・(汗) 勉強でも仕事でも、これが結構効きます。

時間管理能力は、一生モノのチカラ

社会に出ると、「大事な仕事は、忙しい人に任せる」という考え方があります。そういう人(=仕事をたくさん任されている人)ほど、時間の使い方が上手で、能力・信頼ともに高いからです。

小中高生の間に、時間の使い方が上手になり、効率的にやるべきことをやれる技術を磨けたら、一生使えるチカラとなることでしょう。これは、日々の勉強は受験を通して身につけることができます。

時間を上手に使えるようになりたい人は、まずは、
1.時間を計り、記録する
2.やることと、やらないことを決める
3.自分時間割をつくる
ことから、始めてみてはいかがでしょうか。

時間を管理するには、まず自らの時間をどのように使っているかを知らなければならない。
(ピーター・ドラッカー)

追伸:
子どもたちに人気のタイマーはこれ。
小中学生には、理屈よりも形から入った方が良いようです。(^^)v

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この記事を書いた人

竹田慶ユニワン代表・学習コーチ
〔好きな言葉〕 「意志あるところに道はある」
〔嫌いな言葉〕 「どうせムリ」
〔尊敬する人〕 P.F.ドラッカー、上杉鷹山、自分にチャレンジする子供たち、他