concentration

不可能を可能にする力

世の中には、「どうせムリ」とすぐにあきらめてしまう人がたくさんいる一方で、不可能だと思われていたことを成し遂げる人たちがいます。

不可能を可能にする人たちは、生まれたときから何か特別な才能があったり、特別に頭が良かったりするかというと、そうではありません。天才というよりも、普通の人たちが成し遂げているのです。

しかし、不可能を可能にするために、共通して磨いてきた能力がいくつかあります。
その一つは、「集中力」です。

集中力はレンズのようなものです。

虫眼鏡を思い浮かべてください。レンズは太陽の光を一点に集めます。すると、紙を燃やすことだってできます。

同様に、集中力はあなたのエネルギーを一点に集めます。すると、普通では得られない強いエネルギーとなり、成果を生み出す大きな力となるのです。

集中力には、不可能を可能にする威力が秘められています。

ところで、集中力には2種類あるのをご存知ですか?
1つは「短期集中力」、もう一つは「長期集中力」です。

短期集中力は、目の前のことに集中する力です。

たとえば、「英単語を10個覚える」「数学の問題を解く」時に発揮されます。
また、1~2週間のテスト対策だって、短期集中力と言えるかもしれません。

短期集中力 長期集中力
  • 今ここに集中する力
  • もともと備わっている
  • 訓練で、高められる
  • 長期的な目標に向かう力
  • 訓練で身につけられる
  • 道具を使って強化できる

短期集中力は、生まれたときからもともと備わっています。
幼児を思い浮かべてみてください。何かをじっと見つめて、観察している姿を見たことはありませんか?とても集中していますよね。
短期集中力は、誰もが生まれたときから備えてきた力だとわかります。

また、短期集中力は、訓練によって強化することができます。
集中したいときに集中できるようにレンズの焦点を合わせるのです。
すると、好きなこと以外でも集中でき、成果を生み出すことができます。

長期集中力は、長期的な夢・目標に向かう力です。

たとえば、

「志望校合格に向けて受験勉強に1年半取り組む」
「プロ野球選手になる夢に向かって、少年の頃から練習をする」
「将来、技術者になるために、理数の勉強に力を入れる」等

があたります。

大リーガーのイチロー選手が、プロになるという夢に向かって、小学生の頃からこつこつと練習をつんできたことは有名な話ですが、彼はプレー中にみせる短期集中力だけでなく、長期集中力にも優れていることがわかります。

長期集中力は、生まれたときから備わっているものではありません。
しかし、訓練によって、誰にでも身につけることができます。

短期と長期のバランス

何かを成し遂げる人は、ここぞとばかりに発揮する「短期集中力」と、長期の目的・目標に向かって続けていく「長期集中力」の両方を持っています。そして、その力のバランスをとるのが上手なのでしょう。

目の前の課題をクリアするために、レンズの焦点を近くに合わせたり(=短期集中力)、夢や目標に向かって、レンズの焦点を遠くに合わせたり(=長期集中力)、2種類の力を使い分けているのです。

2種類の集中力を高め、上手に使い分けることができれば、あなたは今まで以上に成果を生み出しつづけることでしょう。不可能と思われていたことも、可能になるかもしれません。

集中力を高めるために、まず、何から始めますか?

この記事を書いた人

竹田慶ユニワン代表・学習コーチ
〔好きな言葉〕 「意志あるところに道はある」
〔嫌いな言葉〕 「どうせムリ」
〔尊敬する人〕 P.F.ドラッカー、上杉鷹山、自分にチャレンジする子供たち、他