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「思い込み」というと、「あなたは思い込みの激しい人だ」のように、あまり良い意味でつかわれません。
しかし、良い「思い込み」は、私たちに大きな力を与えてくれます。

「思い込み」で痛みがとれる?!

ある実験で、患者さんに「鎮痛剤(ちんつうざい)ですよ」と言ってニセの薬を渡したところ、そのニセの薬を飲んだ患者さんの約60%が、「痛みがとれた」「痛みがやわらいだ」そうです。
これは、患者さんが「鎮痛剤を飲んだ」と思い込んだことによって、脳内に鎮痛剤と同じ作用のある化学物質が分泌されたためだとわかりました。

このように、「思い込み」は、脳内の化学物質(脳内ホルモン)に影響を与え、私たちに良くも悪くも大きな力を与えてくれます。
この思い込みによる暗示効果を「プラシーボ効果」といいます。

「思い込み」は成功の秘訣

「思い込み」の力は、病気にだけではありません。成功にも効き目があります。
成功者の話を聞くと、「絶対にできる!」「必ずやり遂げる!」と思ってやったというような言葉をよく耳にします。

1903年12月17日、ライト兄弟は、世界で初めて飛行機で空を飛びました。
しかし、それまでに9年もの間、何度も失敗を繰り返しました。周りからも「ムリだ」と言われ、「気がくるっている」とバカにされたりもしました。
それでも「飛行機で大空を飛ぶんだ!」という強い信念(=「思い込み」)があったからこそ、改良を続け、飛ぶことができたのです。

できると思ってやるとできる

勉強にも効果があります。ある医学生は、「思い込み」の力を勉強に上手く使っていました。
中学生の頃から、鏡に映った自分を見て「私はできる!」と自己暗示をかけてから勉強をしていたそうです。
自己暗示による思い込みによって、医学部に合格できるくらい、勉強もできるようになるのですね。もちろん、努力も相当したそうですよ。

最もパワフルな「思い込み」

人生に最も大きな影響を及ぼす思い込みは、「自分は○○という人間だ」という「セルフイメージ(自己像)」です。
これは誰もが持っているものです。ところが、それは事実と違っていることがよくあります。

例えば、本当は優秀なのに、「私は劣っている」と思い込んでいたり、一度や二度の失敗で、「私はダメな人間だ」と決めつけたりすることがあります。すると、それが事実でなくても、自分は「劣っている人間」「ダメな人間」と思っている人は、いつでもどこでも「ダメな人」としてふるまうので、さえない人生を送ることになります。

私たちの人生は、セルフイメージという思い込みに、大きく左右されるのです。
ですから「○○」にプラスの言葉を入れ、「人生の主人公」として、前向きで充実した人生を送りたいものですね。

セルフイメージを変えるコツ

もし今、あなた自分にマイナスのイメージを抱いていたとしても、それはこれから変えることができます。
セルフイメージを変えるコツは、言葉を変えることです。

例えば、「私は臆病(おくびょう)者だ」と自分の価値を下げている場合、「私は慎重な人間だ」と言葉を変えることで、自分の強みに意識を向けることができます。
他にも、

  • 「飽きっぽい」⇒「好奇心旺盛」
  • 「口が悪い」⇒「物事をはっきり言える」
  • 「がさつ」⇒「おおらか」
  • 「自己主張しない」⇒「謙虚」

と、同じことでもマイナスの言葉はプラスの言葉に変えることができます。
それを続けていくことで、マイナスのセルフイメージも、プラスのセルフイメージへと変わり、前向きな人生を送れることでしょう。

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意外と侮れない「思い込み」のチカラ。あなたはどのように使いたいですか?

この記事を書いた人

竹田慶ユニワン代表・学習コーチ
〔好きな言葉〕 「意志あるところに道はある」
〔嫌いな言葉〕 「どうせムリ」
〔尊敬する人〕 P.F.ドラッカー、上杉鷹山、自分にチャレンジする子供たち、他