from:竹田慶

「受験生に贈る ココロの習慣、コトバの習慣」
をお届けしています。

『切り替えの上手な人は… part2』

竹田慶●切り替えの上手な人は、ある意味「あきらめ」が上手である。
そうすることで、心を落ち着かせることができる。

2月の大学入試。
入試結果が立て続けに不合格で意気消沈気味のT君。
「行きたい学部」よりも「行きたい大学」で受験校を選んだ彼にとって、
入試最終日のW大学は、何としても合格したい。

しかし、ここまでW大学より偏差値の低い大学にも合格しなかった。
そんな状態で受けてどうにかなるものなのか?
自信もプライドもボロボロである。

入試の最終日に臨む際、彼の中で心境の変化があった。

「なるようになるし、なるようにしかならない」

それまでの彼は、結果を手に入れることに執着していた。
「合格」の2文字を追って入試に臨んでいた。
そのため、入試の最中も、心の底では「未来の結果」に意識が向いていた。
これでは、目の前のことに集中できない。

しかし、「なるようになるし、なるようにしかならない」の心境に達した時、
彼は、未来の結果をコントロールしようとすることをあきらめた。
もちろん「第一志望合格」はあきらめていない。

「合格できるかな、どうかな。できたら嬉しいな、でも受からなかったらどうしよう…」

そんなことを考えることをT君は止めたのだ。
そうすることで、心が落ち着き、今、目の前のことに集中する事ができた。

結果、彼はみごとW大学に合格した。

半ばあきらめの気持ちが、彼の意識を「今、ここ」に切り替えさせた。
そういう心境に達した人は、本当に強い。

この記事を書いた人

竹田慶ユニワン代表・学習コーチ
〔好きな言葉〕 「意志あるところに道はある」
〔嫌いな言葉〕 「どうせムリ」
〔尊敬する人〕 P.F.ドラッカー、上杉鷹山、自分にチャレンジする子供たち、他