from:竹田慶

「受験生に贈る ココロの習慣、コトバの習慣」
をお届けしています。

集中するのが上手な人は…

竹田慶●集中するのが上手な人は、「意志の力」に頼らない。
例えば、環境を整えるのが上手である。

受験勉強に励む高校3年生。
「家では勉強に集中できない」
と言って、塾の自習スペースを活用している。

毎日来るので、そこは専用ブースとなっている。
英語や日本史の教材がおいてあり、
夏はクーラーで冷えないように、カーディガンまで置いてある。
しかし、ケータイは鞄の中。

「目に入ると、気になって仕方がないから」

そう言って、心が乱れないよう、目に入らない所に封印している。
もちろん、休憩のときしかケータイをいじらない。

ちなみにその子は本当に環境を整えるのが上手で、
「集中が切れるので、自習しているときに話しかけないでほしい」
と要望し、私はそれを約束した。

室長の仕事に机間巡視がある。
授業や自習の様子を見に行ったり、調子はどうかと聞いたりするのだが、
その子だけには休み時間以外は声をかけないようにしている。

彼女は、気合を入れて集中するのではなく、
環境を整えることで、自分が集中できるように仕向けている。
素晴らしい!

—-

ちなみに、ある高校3年生は、
「室長、これを預かってもらってもいいですか?」
とスマホを預けに来たことがあった。

どうも気になって仕方がないことがあったらしい。
スマホを鞄にしまうくらいでは、ついつい気になってみてしまう。
自分をコントロールできない。
これでは集中できないと悟り、
スマホを帰りまで預けることにしたのだ。

この子も、環境を整えるのが上手である。

—-

ここであなたに質問です。
「あなたの集中を妨げる物(事)は何ですか?」
「もっと集中できるようにするために、どんな環境を整えたらよいですか?」

<追伸>
何でもかんでも「意志の力」で頑張っている人へ

集中できない人、行動が続かない人の多くは、
「意志の力」で何とかしようと頑張ります。
気持ちで頑張って、何とか集中できたり、続けられたりすることもあります。
けれど、
気持ちが途切れると、集中や行動も途切れてしまいます。
続かない。もったいない。…。

そして、
「自分はやる気がないのではないか?」
と自己否定に陥ることがよくあります。

そうなると、意志の力も弱くなります。
悪循環……。

もしあなたがそこから脱したいのなら、
もしあなたがもっと集中し、自動的に行動できるようになりたいのなら、
まずは、「良い習慣づくり」「良い環境づくり」から始めてみるのはいかがでしょう?

強い「意志の力」が必要なのは、初めだけです。
「良い習慣づくり」「良い環境づくり」さえ整えば、
あとは、心のパワーを無駄にすることなく、
すぐに集中し、自動的に行動できるようになることでしょう。

この記事を書いた人

竹田慶ユニワン代表・学習コーチ
〔好きな言葉〕 「意志あるところに道はある」
〔嫌いな言葉〕 「どうせムリ」
〔尊敬する人〕 P.F.ドラッカー、上杉鷹山、自分にチャレンジする子供たち、他