竹田慶from:竹田慶

ゴールデン・ウィーク前、毎年のように高3生に聞かれます。
「GWに塾は開いていますか?」

家では自分に甘えたり、集中できなかったりするので、自習室を活用したいとのこと。
私も受験生の頃は、自習室を探し求めた経験があります。
「勉強する場」と「ゆっくりする場」は分けた方が絶対に良い。

ということで、開校してから毎年GWに自習室を開けています。

実は、高3生に言われて始めたGW自習室ですが、今では意図的に取り組んでいます。
それは、3つの真っ当な理由と、1つの裏事情があるからです。

GWに8時間自習をやる3つの理由と裏事情

GW自習室は、
 1)受験生限定:(小6・高3生が参加)
 2)8時間:(自己申告制。原則、高3は8時間、小6は5時間以上)
 3)自習:(小6を除いて質問はなし。学習方法などの学習相談は適宜行う)
という条件で行っています。

8時間自習を行う理由は3つあります。

理由1:集中力を高めるため

集中している人の中だと、集中できます。
高3・小6の受験生限定なので、集中度が高い空間で取り組むことができます。

また、「集中して勉強する場」と「安心して休める場」を別にしておいた方が、長い受験マラソンでも集中した状態を保ってコツコツ進めていけます。自宅は安心して休憩できる場にし、塾は集中して勉強する場にすることで、切り替える力や集中力を高めることができます。

「場」の力は大きいものです。勉強でも仕事でも、成果を上げる人は、場の力を効果的に使っています。

理由2:「休日1日8時間」の学習習慣を身につけるため

受験生には、「集中して平日5時間、休日8時間」の学習を受験生の基本としています。
この基準は「誰でもできるようになる」ものであり、適度な休憩も取れて、持続的に進めるには適度な量です。もちろん、それ以上やれる子もいます。

まだ、この基準に達していない子にとっては、このGW自習室で体験することになります。
すると、「8時間を毎日続けられる!」という自信になります。そして、一度経験したものは、次もやりやすいものです。放っておいても、夏休みまでの休日の学習量と質が確保できます。

また、既に冬や春から取り組んでいる子にとっては、2~3度目の体験です。
4月に少しペースを乱した子は、ここでもう一度ペースを作れます。
順調に進んでいる子も、GW後の五月病でペースを乱すことなく、学習を進められます。

理由3:受験生としての基準を高めるため

初めて毎日8時間自習を体験する子は、やり切ったときに自信になりますし、やるのが当たり前になってきます。

既に当たり前のレベルが高い子も、学習法や学習ペースの確認をすることで、継続的に学習の質を高めたることができます。

また、今年は「未来を創る」をテーマに、9~10ヶ月後に合格したことをイメージして、「合格体験談」を書いてもらうことにしました。これがあると、くじけそうになったときも、あきらめずに、最後までやり抜く力になります。

これらはすべて、自分で学ぶチカラを高める取り組みです。夏までの学習の質と量を高めます。
ちなみに、勉強だけだと辛いので、5月5日子どもの日には、ちょっとしたお楽しみおやつがあります。(^^;

「自分で学ぶチカラ」が大きな差を作る

実際、これに参加した子とそうでない子と差が大きく、合格するためのとても大きな要因となります。
どうしても部活動で参加できない高3生でも、「数時間だけでも参加する」姿勢で取り組んだ子は、合格を勝ち取っています。

大学受験は、どこの塾・予備校に通おうが、授業時間より自分で学習する時間の方が圧倒的に多くなります。ですから、自分で学習する質と量を高めることが、合格に近づく最も大きな秘訣でしょう。

中学受験は、ほとんどの塾では大量の課題が出されます。学習の質が高い子はぐんぐん伸びますが、学習の質が低いままの子は、量に翻弄され、作業的になってきます。ですから、学習の質を高めることが、合格に近づく最も大きな秘訣でしょう。

ちなみに、裏の事情ですが、「私の仕事の集中度を高めるため」です(^^;
真剣に頑張っている受験生と同じ空間にいるだけで、こちらもパワーをもらえます。

大人だって、集中できる環境はとても大切です。それを実践し、背中を見せることも大切です。

「GW8時間自習室」に参加した子たちは、この経験を活かして、受験でも、大人になっても「自分で学ぶチカラ」を発揮できるだろうと、信じています。

この記事を書いた人

竹田慶ユニワン代表・学習コーチ
〔好きな言葉〕 「意志あるところに道はある」
〔嫌いな言葉〕 「どうせムリ」
〔尊敬する人〕 P.F.ドラッカー、上杉鷹山、自分にチャレンジする子供たち、他